Comte Georges de Vogüé / ヴォギュエ

ミュジニーの7割を保有するシャンボール・ミュジニーの歴史的盟主

ジュヴレ・シャンベルタンにおけるアルマン・ルソー、ヴォーヌ・ロマネにおけるドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティのように、シャンボール・ミュジニーでもっとも尊敬を集めるドメーヌ、それがコント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエである。

10.85haのミュジニーのうち、その7割に相当する7.2haを所有。ボンヌ・マールもこのクリマ最大の2.7ha、1級レ・ザムルーズには0.56haの畑をもつ。

ドメーヌの歴史は1450年まで遡るが、1766年にドメーヌを所有するカトリーヌ・ブーイエがスリス・メルシオール・ド・ヴォギュエと結婚し、ヴォギュエの名が登場。今日のドメーヌ名であるジョルジュ・ド・ヴォギュエ伯爵がドメーヌを継承したのは1925年のことだ。

現在、ドメーヌを所有するのは伯爵の孫娘たちだが、彼女らはシャンボール・ミュジニーに住んでおらず、栽培責任者のエリック・ブルゴーニュ、醸造責任者のフランソワ・ミエ、販売担当者のジャン・リュック・ペパンという、俗にいうヴォギュエの三銃士によってドメーヌは運営されている。

ミュジニーは3つのリュー・ディ(区画名)で構成されているが、ドメーヌは南側のプティ・ミュジニーすべてと、北側のミュジニー6区画からなる。
ご存知のようにそのうち0.64haにはシャルドネが植えられ、本来はきわめてレアなミュジニー・ブランとなる。
しかし、1990年代に植え替えが始まったため、ミュジニー・ブランは1993年が最後となり、それ以降は「ブルゴーニュ・ブラン」としてリリースされている。植え替えからすでに25年を経た樹もあるので、そろそろミュジニー・ブランの復活を望む声も少なくない。ただし、ラベルこそブルゴーニュ・ブランだが、栽培も造りもミュジニー・ブランとまったく変わらないとフランソワ・ミエはいう。
また畑名のない「シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ」は、特級ミュジニーのうち樹齢が25年に満たない樹を用いたもの。
特級ミュジニーにわざわざ「ヴィエイユ・ヴィーニュ」と謳っているのは、古木からなることを強調せんがためだ。

ヴォギュエ伯爵存命中は、1級より下のワイン造るべからずという掟があり、いくら市場の要求があっても村名ワインを造ることができなかった。当時の醸造責任者であったアラン・ルーミエ(クリストフ・ルーミエの伯父)は、そのことでたいへん苦労したとされる。
伯爵の死後になってようやく村名畑を入手。ただし、この村名シャンボール・ミュジニーにはドメーヌが所有する規模の小さな1級畑、ボードとフュエも加わる。その比率は面積にしておよそ10%と大きい。

ミュジニーはシルキーでエレガントなワインというステレオタイプに倣い、若いうちからこのドメーヌのミュジニーを口にすれば、誰しも唖然とするに違いない。
10年程度では容易に開いてくれず、それもタンニンがギスギスするのではなく、硬質なミネラルの塊が堅牢なストラクチャーを形成し、少しも解けない。
レ・ザムルーズもミュジニーほどではないが同様。それに対してボンヌ・マールは、黒い果実の印象が若いうちから広がり、ふたつのクリマとは出自の異なることをうかがわせる。

なんとも難しいドメーヌだが、互いの波長がばっちりシンクロした時には無上の喜びがもたらされる。
その好機をひたすら待つのも、ワインラヴァーの醍醐味に違いない。

ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ ミュジニー・ヴィエーユ・ヴィーニュ [2007]750ml

商品コード:1001061
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ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエミュジニー・ヴィエーユ・ヴィーニュ[2007]750ml

ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエミュジニー・ヴィエーユ・ヴィーニュ[2007]750ml

販売価格 (税込) 101,648円
当店ポイント1016P進呈
在庫数:1個

ヴォギュエのフラッグシップ、特級ミュジニー。

ミュジニーに7.20haもの面積を所有するヴォギュエだが、そのうちミュジニーの名を冠して瓶詰めされるのは樹齢25年以上のブドウのみ。石灰岩の石ころが転がり、表土も薄いミュジニー独特のテロワールから、濃厚さや力強さとはベクトルを異にする、エレガンスを極めた赤ワインが生まれる。このワインに熟成のピークで出会うことがあれば、その類い稀なる麗しさにしばし打ちのめされることになる。

ワインアドヴォケイト:95ポイント
Reviewed by David Schildknecht Issue Date 29th Jun 2010 Source 189, The Wine Advocate
Smoked meat and salt-, kelp-, and iodine-laced maritime mineral overlays to the sweetly ripe berry and pit fruit concentrate of de Vogue’s 2007 Musigny Vieilles Vignes make for a Pinot as intriguing as it is eager to caress and please. Plush, polished, and possessed of formidable sheer sap, it displays an energy and interplay seldom revealed in this vintage. A mineral savor of crustacean shell reduction keeps pace with nearly candied sweetness of berry fruit - and keeps you salivating uncontrollably - all the way to a distant finishing line.

新樽比率は40%。樹齢35年。30~35樽程度で約1万本しか造られない伝説的とも言えるこのミュジニー。
一番甘みに富んでいて、凄みがある。やわらかくどこまでもエレガント。
シルクを飲むという感覚に近いかもしれない。2007年を彼はフレッシュさとフルーツ味だけの年ではないと言う。 何より深みがあり、熟成すると、とんでもない進化をすると彼は自信を持って語った。輸入元資料より 現地樽からの試飲