PONSOT / ドメーヌ・ポンソ

事実上の酸化防止剤無添加を実践するモレを代表する伝統的大ドメーヌ。

モレ・サン・ドニにおける新興の大ドメーヌがデュジャックなら、伝統的大ドメーヌはポンソであろう。その歴史はデュジャックより100年も遡る。現当主はグランゼコールのHEC(高等商科大学校)を卒業したローラン・ポンソ。モレ・サン・ドニ村長も務めたジャン・マリー・ポンソの息子である。

ポンソではブドウ栽培もワイン醸造も人の介入を可能な限り排除。ビオロジックともビオディナミとも異なるアプローチの自然栽培をとる。剪定をコルドン・ロワイヤにすることで樹勢を抑え、低収量を実現。腐敗果が収穫箱の中に混ざるだけで健全果に影響を与えるとして、選果は必ずブドウ畑で行う。手摘みは当然だが、摘んだ房はまず昔ながらの篭に入れ、それを最大17キロ入りの箱に移した後に醸造所へと運ぶ。醸造所は4層構造のグラヴィティ・フローでポンプは一切使わない。

醸造に関しては「決まりのないことが決まり」とローラン。ブドウの状態はヴィンテージによって異なるため、その年々に応じた対応をとる。梗を残すか残さないか、ピジャージュの頻度はどうするか、そうしたことに一切決まりはない。一方、発酵容器に使い古した木桶を使用し、熟成用の小樽も古樽(5・20年もの)、酸化防止剤である亜硫酸の使用は極力抑えるという原則は毎年一貫している。亜硫酸はまだ発酵の始まらない破砕前に小量加えるものの、その後は窒素ガスや炭酸ガスなどの不活性ガスでワインを保護する。瓶詰め時にさえ亜硫酸の添加はない。

クロ・ド・ラ・ロッシュ、クロ・サン・ドニ、モレ・サン・ドニ1級クロ・デ・モン・リュイザン・ブラン。これらモレの珠玉のクリマがポンソを代表するワインだが、ここ10年の間にラインナップが大幅に増えた。シャルム・シャンベルタン, クロ・ド・ヴージョ、コルトン・シャルルマーニュ、コルトン・ブレッサンド、シャンベルタン・クロ・ド・ベーズ……。じつに豪華絢爛である。

ローランはことのほかアリゴテにご執心で、かつてシャルドネやピノ・ブランも混ぜられていたクロ・デ・モン・リュイザン・ブランは、今日、1911年に植樹されたアリゴテの古木100%から造られている。とかくシャルドネよりも劣ると見られがちなアリゴテだが、収量を抑えればこれほど見事なワインになるのかというよいお手本だ。

ポンソのワインは非常に個性的で、若いうちはとくに理解しずらい印象を受ける。しかしながら、理想の状態で熟成させたワインは、驚くべき色香を放ち、その状態は20年も30年も保たれる。まさに投資に値するワインといえるだろう。

ドメーヌ・ポンソ クロ・ド・ラ・ロッシュ キュヴェ・ヴィエーユ・ヴィーニュ [2016]750ml

商品コード:1712110719935449
JANコード:
新作
アイテムイメージ

販売価格 (税込) 64,130円
当店ポイント641P進呈
在庫数:7個
クロ・ド・ラ・ロッシュ最大の所有者であり、リュー・ディ・クロ・ド・ラ・ロッシュの大部分を所有する。つまりポンソのクロ・ド・ラ・ロッシュこそ真のクロ・ド・ラ・ロッシュということになる。ポンソのワインはグラン・クリュであっても決して色調がくどくなく、しかし、力強さがみなぎっている。長期熟成のポテンシャルは素晴らしく、熟成のピークを迎えたこのワインはまさに多面的な複雑さを見せる。

ワインアドヴォケイト:97ポイント
Drink Date 2026 - 2055 Reviewed by William Kelley Issue Date 1st Nov 2018 Source 239, The Wine Advocate
The 2016 Clos de la Roche Grand Cru Cuv?e Vieilles Vignes is superb, bursting from the glass with aromas of juicy cherries, peonies, blood orange, licorice, raw cocoa and espresso roast. On the palate, it's full-bodied, deep and succulent, with a concentrated, layered mid-palate, satiny structuring tannins and vibrant underlying acidity, concluding with a long finish. Harvested on October 7 at a comparatively high yield by Ponsot's standards of 38 hectoliters per hectare, this year seems to have been perfectly adapted to Ponsot's style. Vibrant, elegant and expressive, the 2016 is quite different from the richer, more powerful 2015, but in the fullness of time, I wouldn't be surprised to see it surpassing its brawnier elder sibling.