Domaine Herri Mina / ドメーヌ・エリ・ミナ

『私はペトリュスのようなエレガントでフィネスのあるワインを
イルレギーでも造れることを証明したかったのです。』  ジャン=クロード・ベルエ

時代に左右されない真にオーセンティックなワイン

シャトー・ペトリュスという世界最高峰のワインに携わるファミーユ・ベルエが、イルレギーで造ったのはペトリュスと同じく、「一時のブームやトレンドに左右されない、時代を経ても変わることのないワイン」でした。建築で言えば、コンクリート打ちっぱなしの生のままワイン。精緻な技術を駆使したものでもなく、世界中でトレンドのマーケティングを駆使したものでもなく、テロワールと品種の個性とシンプルな醸造法を通じて、ワインの個性が自然に表現されるワインです。ファミーユ・ベルエがエリ・ミナで目指したのは『時代に左右されない不変の価値を持つ真にオーセンティックなワイン』なのです。

『世界の主要ブドウ品種の生みの親』から誕生

メルローの第一人者と評価されるベルエですが、エリ・ミナで選んだのはカベルネ・フランでした。なぜなら、カベルネ・フランは交配によってカベルネ・ソーヴィニョンやメルローを生み出した世界の主要品種の生みの親であり、バスク地方発祥の品種であるからです。ともすると、カベルネ・ソーヴィニョンやメルローの影に隠れてしまうカベルネ・フランですが、実はカベルネ・ソーヴィニョンやメルロー以上に由緒ある高貴で純粋な品種なのです。

ベルエは「私はペトリュスのようなエレガントでフィネスのあるワインをイルレギーでも造れることを証明したかったのです。」とインタビューで述べています。

ベルエ一族(ファミーユ・ベルエ)について

二代続けてシャトー・ペトリュスの味わいを守り続けてきたベルエ家(ファミーユ・ベルエ)は、エレガントで品格あるクラシックなフランスワインの味わいを守り続けているフランスワイン界の中心的存在です。Jean-Claude BERROUETジャン=クロード・ベルエ(写真の真ん中)は、1963年、22歳でムエックス社に入社以来、ムエックス・グループの最高醸造責任者として44年間、シャトー・ペトリュスの醸造に携わってきた世界最高の醸造家です。2007年秋に惜しまれつつペトリュス醸造長を退任しましたが、その後はシャトー・ペトリュスの第二代醸造長兼支配人に就任した息子達とともに家族所有シャトーのワイン造りに専念しています。ベルエはバスク出身の両親の下、ボルドーに生まれました。そして幼少期はバスク地方で過ごしました。ベルエはクラシックな醸造法の擁護者として知られ、テロワールに忠実なエレガントでバランスの取れたワイン造りを信条として手掛けてきました。

ジャン=クロード・ベルエにはOlivierオリヴィエ(写真の一番右)とJeffジェフ(写真の一番左)の2人の息子がいます。兄のオリヴィエは、オーストラリアやナパで研鑚を積み、ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ社での醸造経験もあります。現在は父の跡を継ぎシャトー・ペトリュスで醸造長を務めています。オリヴィエ・ベルエの就任と同時に、ムエックス社はシャトー・ペトリュスの運営を、ムエックス社が所有するペトリュス以外のシャトーと分離して、ペトリュス専属のチームを結成しました。オリヴィエ・ベルエがそのチームを率い、シャトー・ペトリュスの支配人兼醸造長として運営を行なっています。父のジャン=クロードは一線を退いたものの、今も外部コンサルタントとしてペトリュスの運営に携っています。また、弟のジェフは、父ジャン=クロード・ベルエのサポ-トの下、イルレギーのエリ・ミナで醸造長を務めています。

エリ・ミナについて

エリ・ミナは、フレンチバスクのイルレギーのアペラシオンにあるファミーユ・ベルエ所有のドメーヌです。ジャン=クロード・ベルエは、世界的に有名になっても父の生まれ故郷であり、幼少期を過ごしたバスクへの熱い想いを抱き続けていました。その郷愁からイルレギーに畑を購入し、ムエックス社での仕事と並行してワイン造りを行ってきました。白ワインは1998ヴィンテージから、赤ワインは2004ヴィンテージから栽培を行っています。ムエックス社を引退した現在は、息子のジェフが醸造長を務める傍らで助言とサポートを行っています。

エリ・ミナは、ST-JEAN PIED DE PORTサン=ジャン・ピエ・ド・ポーの町に近いISPOUREイスプールのコミューンに位置します。ブドウは、標高400メートルの赤砂岩土壌の段丘に段々畑(1畝が1段)で栽培されています。このため栽培から収穫に至るまで、トラクターや機械は一切使われず、全て手作業で行なわれます。最初の5年間は畑の土を活性化させるためにビオディナミによる栽培が行われました。しかし、現在は天体の運行などに囚われない良識ある栽培を行いたいとの意向から、リュット・レゾネによる栽培を行っています。栽培面積は2.8ヘクタールで、うち白が1.9ヘクタール、赤が0.9ヘクタールです。栽培品種は、白ワイン用がグロ・マンサン、プティ・クルビュ、プティ・マンサン。赤ワイン用がカベルネ・フランです。

栽培と醸造について

シャトー・ペトリュスという世界最高峰のワインに携わるファミーユ・ベルエが、イルレギーで造ったのはペトリュスと同じく、「一時のブームやトレンドに左右されない、時代を経ても変わることのない不変の価値を持つ真にオーセンティックなワイン」でした。建築で言えば、コンクリート打ちっぱなしの生のままワイン。精緻な技術を駆使したものではなく、世界中でトレンドのマーケティングを駆使したものでもない、テロワールと三つの品種の個性とシンプルな醸造法を通じて、自然にテロワールが表現されるオーセンティックなワインでした。

ファミーユ・ベルエは、可能な限り人為的な介入をしない、自然の自発性に任せるという純粋な醸造方法を選択しました。それは、白ワインは、ブドウを手摘みで収穫して、小さな籠で醸造所に運んで、プレスして発酵を行い、シュール・リーで醸成させて瓶詰めするということ。赤ワインは、節度のある果皮浸漬の後、使用済みのバリックで伝統的に熟成させるというシンプルなものです。ベルエが望んだのは、造り手の名前が全面に出るワインではなく、ワイン自身が自分自身で自分自身の物語を語るワインでした。

ベルエは栽培においても人為的なクリーン・ハーヴェストは行いません。なぜなら、適切な剪定を行えば、赤ワインは16~17ヘクトリットル、白ワインは25~33ヘクトリットルという低い収量に自然になるからです。

カベルネ・フランについて

メルローの第一人者のベルエですが、エリ・ミナでは、赤ワイン用ブドウ品種は、カベルネ・フランのみが栽培されています。現在AOCの規定ではカベルネ・フランのみの栽培は禁止されているため、エリ・ミナの畑は非常に珍しい畑です。

ファミーユ・ベルエがカベルネ・フランを選んだのは、カベルネ・フランがバスク地方発祥の品種と言われていること、そして、数多くの品種の父であるからです。カベルネ・フランは非常に古い品種で、バスク語でaxeriaと呼ばれています。キツネという意味です。また、多くのブドウ学者や南西地方の生産者達によれば、カベルネ・フランは、マグドレーヌ・デ・シャラントと交配してメルローが誕生し、ソーヴィニョンと交配してカベルネ・ソーヴィニョンが誕生したと言われています。

ともすると、カベルネ・ソーヴィニョンやメルローの影に隠れてしまうカベルネ・フランですが、実はカベルネ・ソーヴィニョンやメルロー以上に由緒ある高貴で純粋な品種なのです。

ベルエは「私はペトリュスのようなエレガントでフィネスのあるワインをイルレギーでも造れることを証明したかったのです。」とインタビューで述べています。

ドメーヌ・エリ・ミナ イルレギー・ブラン [2016]750ml (白ワイン)

商品コード:191201021993029
JANコード:
アイテムイメージ

1998年から極僅かな量のみ造られるベルエ渾身の白ワイン!

■原産国/地方:フランス/南西地方
■原産地呼称:イルレギー
■ブドウ品種:グロ・マンサン85%、プティ・クルビュ12%、プティ・マンサン3%

バスク地方で幼少期を過ごしたジャン=クロード・ベルエは、世界的に有名になっても生まれ故郷への想いを抱き続けていた。その郷愁からイルレギーに1.9ヘクタールの畑を購入。1998年から極僅かの白ワインを造っている。HERRI MINAエリ・ミナとはバスク語でノスタルジーを意味する言葉。

ジャン=クロード・ベルエは、「この名前を選んだのは、とても象徴的なことです。私はセンチメンタルな人間です。私のルーツを探るための最適の方法は、この畑を購入することだと思ったからです」と述べています。 ドメーヌ・エリ・ミナは、ST-JEAN PIED DE PORTサン=ジャン・ピエ・ド・ポーの町に近いISPOUREイスプールのコミューンに位置します。葡萄は、標高400メートルの赤砂岩土壌に雛壇状(1畝が1段)に栽培されています。このため、栽培から収穫に至るまで、トラクターや機械は一切使われず、すべて手作業で行なわれます。

■醸造:収穫された葡萄は選果後、すぐに圧搾されます。発酵の前に、低温(4~5℃)で24~36時間、前清澄を行い、続いてステンレス・タンクで発酵が行われます。発酵期間は20日前後。その後、シュール・リーの状態で熟成が行なわれますが、葡萄の持つ新鮮さと繊細さを失わないように、ワインは樽では熟成されません。全てステンレス・タンクで熟成されます。ワインは収穫の翌年の4月に瓶詰めされます。メルローの天才が手掛けるこのイルレギーは、ジャンシス・ロビンソンから高く評価されると同時に、フランス最高峰ガイド『ル・クラスマン2007年版』にも登場して絶賛されるなど、フランスのワイン・マニアの間でも大きな話題になっている幻のワインです。

■コメント:レイネット種のリンゴや白い果物、グレープ・フルーツなどを思わせる香り。ワインは、しっかりとした酸の骨組みの中にストレートなミネラル感がある。口中には粘性が感じられ、フィニッシュには、生き生きとして心地良い酸が残る。高級なジュランソン・セックにとても良く似た味わい。バイヨンヌ産のハムやバスク風の付け合せを添えた料理にとても良く調和するでしょう。魚料理やチーズと合わせることもできます。

サービスについて: あまり冷やし過ぎるとワインが閉じてしまうので、13~14度でサービスしてください。そうすれば、ワインが開き、ふくよかさが感じられます。