Dmaine Georges Roumier
クリストフ・ルーミエほど情熱的にワインを語る人はめったにいない。ワインの話しをしていると止まらない。ひとつ質問すれば3つも4つも答えが返る。 生産者にインタビューしているというより、一人のワインマニアと趣味の話をしているかのような錯覚に陥る。
42歳になるというのに目を輝かした青年のような風貌。ある夜、レストランで食事をする彼を見つけた女性ワインファンたちがきゃーきゃー言っているのを目撃したが、実際カッコいい男なのだ。そのくせ「ワインのことばかりで出会いのチャンスがなく、まだ独身」というあたりも、いかにもマニアっぽい。とにかく、この仕事がうれしくてしょうがないというのが、クリストフの全身 から伝わってくる。
ドメーヌの名前こそ、彼の祖父の名前を残しているが、現在の高い評価を築いたのは彼、クリストフである。82年にディジョン大学を卒業した彼は、すぐに父親の後を継いでこのドメーヌの責任者となる。そして61年に祖父が引退してから低迷していたこのドメーヌの評価を、瞬く間に最高レベルへと復活させたのだ。
その名声の基礎をなすのが、シャンボール・ミュジニーを代表するあの3つの偉大な畑、ミュジニー、ボンヌ・マール、アムルーズである。ヴォギュエ、ミュニエと並んで、この3つを所有するというだけで、やはりシャンボール・ミュジニーを代表するドメーヌと呼ぶに相応しい。
その中でも特に、ボンヌ・マールが有名である。実は、あんまり知られていない事実などだが ボンヌ・マールの畑は斜面上部のテッレ・ブランシュと斜面下部のテッレ・ルージュの二つに分けられる。クリストフは「なんでこのふたつがひとつのアペラシオンかちょっと理解できない」と言うくらい、全く違う性格を持つ。土の性質は、上部のブランシュは砂と石灰質が多く、下部のルージュは粘土が多い。
この2つの土壌から生まれるワインをブレンド前にテイスティングすると、繊細、緻密、硬質で、香りが華やかな前者、パワフルで厚みがありフルーティーな後者と、やはり異なるキャラクターが見られる。この2つをブレンドすると1+1=3になるのだが、この2つの部分を所有している生産者はルーミエを含めて数少ない。ましてそれなりの面積で広範囲に所有しているとなると、もうルーミエしかいない。
だからルーミエのボンヌ・マールは違う。ブランシュとルージュを最適にブレンドしたそのワインは、斜面下部の畑からのみできる典型的なボンヌ・マールの筋肉質で一本調子なパワフルさ(通常、考えられているボンヌ・マールのキャラクターはそれに近いのではないか)とは程遠く複雑かつ上品なのである。

そしてミュジニー。たった0.0996ha、9畝しかない小さな区画はミュジニーでも最上部に位置し、それゆえか特に香りが華やかで、繊細さが際立つが、一部に樹齢95年という古木を含むということもあり、ただものではない凝縮度を持っている。その表情はヴォギュエの怜悧で厳粛な貴婦人とは異なり、可憐さを含んだ美景の女優の如き、強さと厳しさの中にも匂いたつ、よろめく甘酸っぱいセクシーさ。98年で450本しか生産されず、「ドメーヌに来ても普通はバレル・テイスティングすらさせない」というが、これぞ知る人ぞ知る、マニア垂涎の究極的ワインである。                                                  ワイナート 魅惑のブルゴーニュより抜粋
 

クリストフ・ルーミエ リュショット・シャンベルタン [2007]750ml

商品コード:1002249
JANコード:
アイテムイメージ

クリストフ・ルーミエリュショット・シャンベルタン[2007]750ml

クリストフ・ルーミエリュショット・シャンベルタン[2007]750ml

分益小作で所有畑ではありませんが、栽培・醸造・瓶詰めまで全てクリストフが手掛けており、 ラベルも生産者名を除けば、中身はルーミエのものと同一です。

販売価格 (税込) 39,380円
当店ポイント394P進呈
在庫数:0個
在庫切れ